蓄電池を知る 第9回 『蓄電池の素材』
2014.10.8
こんにちは、アフタープラスの守川です。
今回は蓄電池の素材について見てみましょう。
現在、市場に出ている蓄電池の多くは①鉛蓄電池と②リチウム蓄電池です。
鉛蓄電池のメリットは資源が豊富なため比較的安価で、一度に大きな電流を取り出す事が出来ます。自動車のバッテリーやフォークリフトなどに使われています。デメリットは重くて大きいため小さな機器には向かないという点と鉛などの人体に有害な物質を含んでいるので一般の廃棄物として捨てることが出来ない事です。
リチウム蓄電池のメリットはエネルギー密度が高く充放電の効率も高いので軽くて小さな機器にも使用できる事です。
家庭用の蓄電池の場合、設置場所の確保の面からもリチウム蓄電池を選ばれる方が多くなります。電気自動車や携帯電話のバッテリーに使われているのもリチウム蓄電池です。デメリットは高温に弱い事と元になる資源が少ないので高価だという事です。
リチウム蓄電池の普及拡大のためにも早く補助金が再開されるといいですね!