電気を貯めたり、貯めた電気を自由に使える装置です。
光熱費高騰への対策として、注目を集めているのが家庭での電気の自給自足。蓄電池やエコキュート・電気自動車等と組み合せて使う事で、発電した電気を効率よく自家消費でき、限りなく電気代がかからない暮らしが可能になります。固定価格買取期間(FIT制度)の終了に合わせ、蓄電池の導入を選択する方も増えています。
電気は買うより「つくる」方が圧倒的に安価。日中発電して余った電気を貯めておき、夜~朝は蓄電池で家庭内の消費電力を賄います。完全自家消費が出来れば、1日の電気代0円も可能。蓄電池の電力が不足した場合も、買電するのは電気料金の安価な深夜帯なので、普通に電気を使うよりも大幅な電気代の節約が可能です。
万一停電した場合でも、蓄電池に貯めた電気で家庭内の家電や照明機器を一定時間使用することができます。近年、豪雨や台風・地震などの自然災害が増加しており、災害時の備えとしても安心で心強い設備です。
蓄電池は2つのタイプがあり、太陽光発電と組み合せるなら「系統連系型」になります。電力会社から購入した電気や、自宅の太陽光発電で作った電気を充電し、必要な時に家庭内で電力を使う事が出来ます。
もう1つの「独立型」は、家庭のコンセントから充電するタイプ。主に停電時の一時的なバックアップ電源を目的として使用する蓄電池です。「ポータブル型蓄電池」とも呼ばれ、家庭の太陽光発電から充電することは基本できません。
系統連系型の蓄電池は、パワーコンディショナ(パワコン)と呼ばれる機器の仕様によって、更に3つの種類に分かれます。太陽光発電の周辺機器にもパワコンがありますが、蓄電池も専用パワコンが必要になり、導入の目的に応じてどの商品にするか選択する必要があります。
太陽光発電システムのパワコンと蓄電池用パワコンが一体型になったタイプ。電力変換時のロスが少なく、発電効率の良さと省スペースが特徴。これから太陽光発電と蓄電池を設置する方、太陽光発電を導入済でパワコンの取替時期を迎える方におススメ。
太陽光発電と蓄電池のパワコンが別々になったタイプ。太陽光発電を設置済でパワコンの寿命に問題が無い場合は、単機能型の導入が可能です。太陽光発電側のパワコンをそのまま利用できれば、交換や撤去費用もかからず、商品価格もハイブリッド型より安く済みます。
太陽光発電・蓄電池・電気自動車の3つのパワコンが一体化しており、他タイプよりも高価です。しかし、蓄電池の充電や放電を効率よくコントロールするシステムが搭載され、電気の変換ロスが少ないといったメリットがあります。電気自動車(EV)を所有する方、或いは今後購入予定のある方で、太陽光発電と蓄電池の導入を検討中であれば、トライブリッド型も選択肢の一つです。
系統連系型の蓄電池は、蓄電した電気を「停電時にどのくらいの範囲で・どのくらいの量」使いたいのかによって、更に2つのタイプに分かれます。
例えば停電発生時に、特定の部屋や家電製品に電気を供給したい場合はこのタイプがおススメ。利用できる製品や部屋は限定されますが、消費電力をその分抑えられ、長時間の利用が可能になります。
家全体に電気を供給するタイプがこの「全負荷型」。停電時でも家中の電気を使用できるのが大きなメリットです。消費電力が多いと数時間で使い切ってしまう可能性がある為、注意が必要です。
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