【解説】太陽光発電の発電量とは?発電量を最大化させるポイント / 太陽光発電のライフソーラー

お役立ちコラム

知っておくべき太陽光発電の「発電量」と「発電効率」

2021.6.21

 

 <目次>
 1.自家消費型太陽光発電とは?
 2.発電量の定義
 3.太陽光発電の発電効率
 4.最後に

今回は太陽光発電でどのくらい発電ができるのかを解説いたします!

 

 1.自家消費型太陽光発電とは?

まずは、自家消費型太陽光発電について簡単に解説いたします。
「自家消費型太陽光発電」とはその名の通り、ソーラーパネルを屋根または空いた土地等に設置し、作られた電気を自社で使用する太陽光発電のことをいいます。

 

 2.発電量の定義

続いて、「発電量」について解説いたします。
太陽光発電で重要となってくるのが「発電量」ですが。そもそも発電量とはどのように決定しているのでしょうか。

一般的には太陽光発電の年間発電量は1kWあたり1,100kWhが目安と言われています。
この時、よく混同してしまうのは「kW」と「kWh」の違いです。

kWが「瞬間的に発電する電気の大きさ」と「どれくらい発電する能力(出力)を持っているか」を表していたのに対して、kWhは実際の発電量を表しています。
では、具体的に1kWhがどれぐらいの発電量なのかというと、1kWの発電を1時間続けることで得られる発電量が1kWhです。

 

 3.太陽光発電の発電効率

太陽光発電の発電量を考えるうえで、重要となるのは「発電効率」です。
「変換効率」とは、「太陽光パネルが太陽光エネルギーをどれくらい電気エネルギーに変換できるか?」を示しています。もっと簡単に言うと、「太陽光からどのくらい電気を発電できるか」を表した数値です。

変換効率が高いほど、同じ枚数の太陽光パネルを設置しても、より多くの電気を生み出せることになります。

太陽光発電の発電量を決めるポイントは「パネルの設置場所」「気温」「ソーラーパネル・パワコンの使用年数」の大きく3つあります。日照条件が同じであってもこれらの要素によって発電量は大きく異なります。

①パネルの設置場所
実はどの方角にパネルを設置するかによって、その発電量は異なります。
ずばり、「パネルは南側に設置する!」ということが発電量を最大化する方法です。
下記の図は屋根の方位と発電量を示しています。南側を100%とした場合、北側は60%近くまで発電量が低下します。

②気温
一般的に太陽光発電の設備は気温の上昇に伴い発電効率が低下すると考えられています。これは代表的なパネルの素材であるシリコンの「温度上昇によって機能が低下する」という性質によるものです。

製品情報として記載されている発電効率は原則として気温25度の環境下における数値です。気温が1度上昇すると発電効率は0.4~0.5%下がると言われています。

③パネル・パワコンの使用年数
太陽光発電設備の耐用年数は17年とされていますが、これはあくまで「事業で使用する際に減価償却の基準となる年数」であり、必ずしも17年で寿命を迎えるわけではありません。一般的にソーラーパネルの寿命は20~30年、パワーコンディショナーの寿命は10~15年であると考えられています。

明らかな故障が起きない限り設備を使用し続けることはできますが、経年劣化により発電効率が低下する可能性があります。定期的にメンテナンスをするようにしましょう。

太陽光発電を導入する際はこれらの点にも注目しましょう!

 

 4.最後に

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