蓄電池を知る 第203回 『太陽光発電接続保留問題で、ますます「蓄電池」が加熱!(2)』
みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!!
アフタープラスの広報担当と言えば!どうも守川です。
さて、今回も前回に引き続き、徳之島のメガソーラーと蓄電池のお話をさせて頂きます。
九州電力は、離島にメガソーラーを設置する場合
(1)1秒当たりの出力の変化率を±5kW以内に収めること
(2)太陽光発電所が急停止した場合でも7分間は蓄電池による出力を保証すること
という条件を求めています。
御船徳之島太陽光発電所では、太陽光パネル側の出力は抑制せず、蓄電池の入出力を制御することでこれを実現することになります。
蓄電池を併設することで、収益率は低下しますが、事業性は確保しているということです。
そもそも徳之島では、蓄電池を併設しないと、メガソーラーが建設できなかったのです。
やはり、蓄電池の高いコストが壁になり、固定価格買取制度(FIT)があっても蓄電池併設型メガソーラーは事業性を確保できない、という見方が多かったのです。
事実上、こうした地域ではメガソーラーの新設を阻む障壁になっていました。
徳之島で蓄電池を併設しても事業性を確保できたのは、韓国メーカーが事業性の成り立つ価格で蓄電池を提供してくれたお陰のようです。
こうした中で、接続保留に押され、予想より早く政府による補助金制度が始まり、国内に数十カ所の蓄電池併設型のメガソーラーや風力発電が導入されることになります。
補助金を加えれば、韓国製に比べ割高感のある日本メーカー製の蓄電池を採用しても事業性を確保できるようになります。
もともと「劣化速度の遅い日本メーカーの蓄電池は、交換費用も考慮すれば、投資対効果で決して韓国メーカー製に劣らない」との見方もあります。
今後、販売店が各社の大型蓄電池システムを本格的に評価するなか、蓄電池の老舗である日本メーカーの技術力が問われますね。
そして、これからの蓄電池市場はやはり国がどれだけ補助金を出して後押しをしてくれるかが鍵となってきますね!
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