蓄電池を知る 第200回 『「テスラ」の蓄電池の新情報』 / 太陽光発電のライフソーラー
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蓄電池を知る 第200回 『「テスラ」の蓄電池の新情報』

2015.11.9

みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!!
アフタープラスの広報担当と言えば!どうも守川です。
さて、本日は以前にもお話させて頂いた、アメリカの「テスラ」がリリースし始めた蓄電池についてお話させて頂きます。
イーロン・マスクCEOが率いるテスラモーターズ(米電気自動車:EV会社)日本の蓄電池市場に参入を表明して、エネルギー業界に激震が走ったのは記憶に新しいかと思います。
その破壊的な価格に驚きの声があがりましたが、実はしっかりとしたカラクリがあります。
太陽光発電製品を扱う関係者の間では、これは提携しているパナソニックの「EV用に大量仕入れしたパナソニック製リチウムイオン電池のおかげ」との声があがっているのですが、注意をしなくてはいけないのが、テスラモーターズ(米電気自動車:EV会社)の蓄電池参入の意図の違いです。
彼らテスラモーターズは、あくまでEVメーカーです。つまり、蓄電池の製造目的は、電気自動車(EV)へ供給するリチウムイオン蓄電池の大量生産によるコストの削減であるということです。
勿論、日本の政府の意図も同様に、国のメイン事業の主軸である「自動車産業」では「EV・PHEV」といった「次世代自動車」の品質を向上させていく、つまり「走行距離」をもっと伸ばしていくためには、蓄電池技術の進歩が必要である、との考えが元にあります。
そのためにも「蓄電池」を家庭用に普及させていくことが必要である、という意図があります。しかし、彼らはアメリカの会社であり、その意図は日本とは異なります。
つまり、彼らの中には、「太陽光」と「蓄電池」をセットで使う、という想定がないということです。
実際に激安の価格の中には、電力を直流から交流に変換するインバーターが含まれておりません。
これを含めると70万~80万円程度になるとみられるます。
「EVとの併用ならカーポートへの設置が便利だが、「住宅に配線するケースであれば、電気工事費がさらにかさむのでは」という業界関係者のお話も耳にしています。
まとめると、現状では、パナソニックの蓄電池セルを利用し、インバーターにも費用がかかるとう難点があるので、まだまだテスラの蓄電池が買い時とは言えないのかもしれませんね。
鹿児島・熊本で蓄電池の設置を検討されているあなた!!
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