蓄電池を知る 第33回 『日本経済と蓄電池』
2014.10.29
蓄電池ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は蓄電池と日本経済の関係を見ていきましょう。
今年は平成25年度補正予算として蓄電池設置に100億円の補助金が出されていましたが、わずか3か月足らずで予算に達してしまいました。
補助金の平均額から計算すると、この補助金により約1万5千台の蓄電池が普及したことになります。
なぜ政府は貴重な税金の中から100億円もの予算を使って蓄電池の普及を進めるのでしょうか?
2012年7月に経済産業省から発行された蓄電池戦略で、日本企業は2020年に50%の世界シェアを取る事を目標とし、蓄電池産業の後押しをする事としました。
蓄電池産業は今後の日本経済の成長を支える重要な産業であるからです。
蓄電池の中でも政府が補助金の対象にしているリチウムイオン蓄電池は私たちの身近な携帯電話やノートパソコンなどの電池としても使われており、蓄電池産業の約半分を占めます。
リチウムイオン蓄電池は今後も電気自動車や家庭用蓄電池などへの普及が見込まれる成長性の高いものだからです。
普及が進む事により更なる技術の進歩を目指しているのです。