蓄電池を知る 第25回 『再生可能エネルギー』 / 太陽光発電のライフソーラー
蓄電池を知る

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蓄電池を知る 第25回 『再生可能エネルギー』

2014.10.22

9月から九州電力を皮切りに、大手電力各社が再生可能エネルギーの受け入れを一時中断していますが、地熱と水力発電の受入れを再開する方針であることが分かりました。
発電量の変動が大きい太陽光に比べ、地熱や水力は受入れを再開しても、電力網への影響が小さいと判断された為です。
なぜ太陽光はダメで、地熱・風力は良いのでしょうか?
太陽光の発電量は、晴天時であっても、まとまった雲がかかると短時間で発電量が変化します。
天候や時間に左右される上、季節によっても大きく変動します。
それに比べ地熱や水力発電は、天候の影響を受けづらく、年間を通じても発電量が安定している為、送電網に与える影響が少ないという事が大きな理由です。
需要と供給のバランスが崩れると、電力品質のひとつである周波数を保てなくなります。
そのことが原因となり、大規模な停電が発生することがあります。
電力会社としては、安定した供給ができない原因になるので、電力の品質を保つためにも、(需要と供給のアンバランスは)可能な限り避けたいのです。
蓄電池をうまく活用することで、電力の品質を落とす事なく、太陽光発電の普及がもっと進むことを願っています。