蓄電池を知る 第20回 『蓄電池の発火』
2014.10.17
みなさん、飛行機はお好きですか?
少し前の話になりますが、ボーイング787機のバッテリー問題があったのを覚えていらっしゃいますか?
機体から煙が出るなどの不具合があり、出発した空港に引き返したり、目的地と違う空港に着陸したりという事故がありましたよね。
実は、あの時問題になったバッテリーの種類もリチウムイオンなのです!
性質上、リチウムイオンバッテリーは、外部からの衝撃や高温などで発火する可能性があります。
これだけ聞くと、リチウムイオンバッテリーは大丈夫?と、心配される方もいらっしゃると思います。
安心してください。
大丈夫なように、発火する前提で設計・製造しており、何重にも安全対策をした上で、製品化されています!
もちろん、勝手に分解したり、外部からわざと強い衝撃を与えたりすると、発火する可能性はあります。
つまり、他の電化製品と同様、蓄電池も使用環境を守り、決められた方法で使用することが大切なのです。
さらに各メーカーさんにおいても、日々研究を続けており、皆さんの安全な空の旅の為に、また、全てのバッテリーを安心して使ってもらうために、弛まず努力しています!