蓄電池を知る 第24回 『原発再稼働』
2014.10.21
今日は私たちアフタープラス株式会社の本社がある県、鹿児島県の川内原発の再稼働について考えたいと思います。
東日本大震災による福島原発事故を受け、日本中の原発が停止した後、原発の安全基準が改めて設定されました。
震災後は事故が起きる事も想定した安全基準になっており、その安全基準を初めてクリアしたのが鹿児島県の川内原発です。
2014年4月に閣議決定された「エネルギー基本計画」で、原子力発電所は重要なベースロード電源と位置づけられています。
しかし一度事故が起きてしまったら、我々の想像以上に影響の出る発電設備だという事は認識しておかなければなりません。
川内原発は、早ければ年内にも再稼働するのではないか、との見方があります。
本当に原発の再稼働が必要なのか?いろいろな立場から様々なご意見があると思います。
どうなるのか、しっかり見守っていかなくてはならないですね。
日本中の原子力発電所が停止している間は、電力の多くを火力発電に頼ってきました。
火力発電の燃料には石油や液化天然ガスが使われますが、これらのほとんどは輸入に頼っています。
現在の日本におけるエネルギー自給率をご存知ですか?
自給率はわずか4%しかありません。
例えば外交問題などが起きて、火力発電に必要な燃料を輸入出来なくなったらどうなるでしょうか?
エネルギー資源が少ない日本だからこそ、少ないエネルギーをどうしたら効率良く使えるか、自給率を上げるためにはどうすればよいのか、を一人ひとりが真剣に考えていかないといけません。
自然エネルギーをもっと安定的に活用できるようになり、原子力や火力への依存度が少しでも減らせるようにしていきたいですね。