蓄電池を知る 第186回 『電池に関わる新技術について(1)』 / 太陽光発電のライフソーラー
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蓄電池を知る 第186回 『電池に関わる新技術について(1)』

2015.10.15

みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!!
アフタープラスの広報担当と言えば!どうも守川です。
さて今回は、電池に関しての新技術のお話をさせていただきます。
先日、今までの電池よりもはるかに性能が上回る「リチウム空気電池」を、東北大学の研究者たちが開発したと発表しました。
リチウム空気電池とは、現在、幅広い用途に使われているリチウムイオン電池に代わる次世代の高性能蓄電池として注目されて、研究開発が進んでいる新素材です。
では、このリチウムイオン空気電池がどのくらい現在主流であるリチウムイオン蓄電池と性能に違いがあるかということですが、新開発のリチウム空気電池を、もし仮に電気自動車(EV)に使用すれば、1回の電池への充電で走行距離を500~600キロに伸ばすことも期待できる、東北大学研究チームは発表しています。
現在のリチウムイオン蓄電池を搭載した「日産リーフ」での走行距離が、1回の充電あたり100~150キロとされていますから、驚異的な走行飛距離の拡大につながります・・・。すごい技術革新ですね!
新しいリチウム空気電池を開発したのは、東北大学原子分子材料科学高等研究機構の陳 明偉(チェン ミンウェイ)教授らです。
少しだけマニアックなお話ですが、電池の正極に「多孔質グラフェン」と呼ばれる素材を使用しているのが特徴です。
グラフェンの高い電気伝導性に加え、大きな空隙が大容量の蓄電能力を持ち得る、と陳教授らは考え、さらに窒素を添加したナノ多孔質グラフェンにルテニウム系触媒を挟んだ構造の電極とすることで、性能の大幅増に成功したそうです。
まさに、未来に大きな可能性を秘めた研究ですね。今後も注目です。
東北大学原子分子材料科学高等研究機構HP
http://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/jp/index.html
空気電池とは・・・正極活物質として空気中の酸素、負極活物質として金属を用いる電池の総称である。金属空気電池とも呼ばれ、燃料電池の一種として分類される。(出所:ウィキペディア)
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