蓄電池を知る 第204回 『どんどん身近になる蓄電池』
みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!!
アフタープラスの広報担当と言えば!どうも守川です。
さて、今回は「どんどん身近になる蓄電池」のお話をさせて頂きます。
ニュースで取り上げられましたが、JR九州では「蓄電池式車両」がついに実用化されるそうです。
「架線式蓄電池電車」を2016年秋から導入すると発表しました。
「架線式蓄電池電車」とは、線路上空に車両へ給電するための架線がある「電化区間」では、パンタグラフを上げて一般的な電車と同様に走行します。
合わせて、走行中もしくは停車中に蓄電池を充電します。
そして架線がない「非電化区間」ではパンタグラフを下げ、蓄電池の電力を使って走行するという仕組みです。
またモーターをブレーキとして使った際に発生する電力を、蓄電池に貯めることもできます。
非電化区間で一般的に使用されるディーゼルカーと比べ、二酸化炭素の排出や騒音を抑えられること、ブレーキ時に充電して、エネルギーを効率よく使えることから、環境に優しいことも特徴です。
JR九州ではこの架線式蓄電池車について、ディーゼルカーに替わる非電化区間の次世代車両として開発を進めており、2013年3月にその試作車両が登場。
今回、量産車両の製作に着手し、2016年秋に1編成2両、2017年春に6編成12両を導入する予定です。
架線を使った走行・充電を行わない蓄電池車ならば、実64年前に同じ九州で登場していたりします。
1950年、南宮崎駅と内海駅を結んでいた宮崎交通線(現在の日南線)に蓄電池で走る車両が導入され、青島への観光客輸送などに活躍しました。
同線では蓄電池で動く機関車も使われています。
蓄電池車自体はこのように古くから存在していましたが、一般的になることはありませんでした。
しかし現代の架線式蓄電池車は、ディーゼル車より優れた環境性能やエネルギー効率を実現しています。
JR東日本とJR九州から相次いで登場し、その開発が進行すれば非電化区間の状況が一変していくかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。電気自動車、飛行機についで、電車にも・・・蓄電池が我々の暮らしにどんどん身近になっている事例ですね。
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