蓄電池を知る 第207回 『無害で腐らない、画期的な蓄電池!』 / 太陽光発電のライフソーラー
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蓄電池を知る 第207回 『無害で腐らない、画期的な蓄電池!』

2015.11.26

みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!!
アフタープラスの広報担当と言えば!どうも守川です。
さて、今回は最近ニュースで取り上げられた内容で、ハーバード大学が開発・発表した画期的な蓄電池についてご紹介いたします。
9月末に科学誌「サイエンス」に発表されたのは、「フロー電池」と呼ばれるものです。
安価で無害、さらに非腐食性かつ不燃性の材料でできており、しかも高性能という優れものです!
皆様がご存知のとおり、蓄電池のなかでもよく知られているのは「リチウムイオン電池」ですね。
今から20年以上前に個人用電子機器向けとして実用化が始まったものですが、大出力のものは高価で、発火の危険性があると言われています。
実際、電気自動車で発火事故が数件起きているほか、大量のリチウムイオン電池を輸送する貨物機で火災が発生したこともあります。
(個人宅向けのリチウムイオン蓄電池は、しっかりと試験しているのでご安心ください!)
そこでハーバード大学の研究チームは「フロー電池」に注目しました。
「フロー電池」とは、電気が発生する電池セルとは別のところにあるタンクの液体にエネルギーを貯蔵するため、タンクを大きくすればより多くのエネルギーを貯蔵できます。
問題は、フロー電池のほとんどが「バナジウム」などの高価で腐食する金属を使っていることでした。
そこで、彼らはバナジウムではなく、「キノン」という有機分子を使い、フロー電池を作ることに成功しました!
勿論、充放電サイクル数の問題など、実用化にはまだまだ課題が多いようですが、すでに複数の企業がアプローチに来ているそうです。
世界的な蓄電池の専門家も、「大容量化が容易で危険性がなく、製造コストも抑えられるでしょう」と太鼓判を押しているようです。そう遠くない将来に商品化するかもしれませんね!
このような新しい素材が出てくることで、蓄電池業界もより競争が加速し、市場に良い影響が出てくるので、非常に楽しみです!
鹿児島・熊本で蓄電池の設置を検討されているあなた!!
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