蓄電池を知る 第210回 『家電製品と蓄電池の関係性(1)』
みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!
アフタープラスの守川です。
さて、今回は「家電製品と蓄電池の関係性」についてお話いたします。
皆様はDC家電という言葉をご存知でしょうか?
現在、家電製品で電気を使うためには電力会社から買った電機を、DC(直流)ではなくAC(交流)に変換して流す必要があります。これは太陽光発電のパワーコンディショナが必要な理由と同様ですね。
例えば、一般的にエアコンはACで動作していますが、エアコンでもっとも大きな電力を消費するのは室外機にあるコンプレッサ用のモーターなのです。
室内機の送風にかかる電力と比較すれば9:1くらいの比率と考えていいと思います。
そのモーター自体はDCで動作するのですが、従来は蓄電池の電力を使う場合でも、いったん100VのACへ変換した後、それをDCへと変換するというかなり無駄なことを行なっているのです。
そこで、シャープはクラウド蓄電池と組み合わせることで、DC(直流)/AC(交流)の変換ロスを抑え、電気を効率よく使える「DCハイブリッドエアコン」3機種をリリースしました。
業界で初めて、「蓄電池」の電力をDCのまま使うことができるエアコン(室外機)を実現しました。
ZEH(ゼロエネルギーハウス)や太陽光発電の自家消費時代に向け、今後、蓄電池のさらなる普及が見込まれています。
DCハイブリッドエアコンは、太陽光発電システムや蓄電池を核とした先進の省エネ住宅を実現する新たなソリューションとして開発しました。
実際にどのくらいメリットがあるかというと、シャープさんは「約5%の効率改善が可能になります。
現在、日本のエアコンの省エネ技術は世界トップであり、これ以上効率を大きく上げるのはなかなか困難な状況です。
まさに乾いたぞうきんを絞りだすような感じで、ここから5%も向上させるというのは通常の改善では不可能に近いのが実情です。
もちろん、少しずつ改良はしていくのですが、一気に向上させるには、このDCでの直接給電が大きな意味を持つのです。」
とのことです。
おそらく今後もDC家電はどんどん出てきそうですね!次回ももう少しこの話題に焦点をあててお話いたします。
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