蓄電池を知る 第223回 『車載電池の成長性について』 / 太陽光発電のライフソーラー
蓄電池を知る

蓄電池を知る

蓄電池を知る 第223回 『車載電池の成長性について』

2016.1.11

みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!
アフタープラスの守川です。
さて、今回は「車載電池の成長性」についてお話いたします。
そもそも蓄電池を普及させていく目的としては、電気自動車やハイブリッドカーに搭載する電池を高性能にしていくため、ということが大前提にあります。自動車産業は日本が誇る主要ビジネスですからね。
フランスの市場調査会社であるYole Développemenによると、車載用バッテリーを多角的に応用しようとする企業が増えているため、車載用リチウムイオンバッテリーの需要が伸びているということです。ただ、まだまだ問題が多いようです。
Yole Développementは、「こうした動きは、運送会社や電力会社、バッテリーセルメーカー、自動車メーカー、化学会社などに影響を及ぼす可能性がある」と指摘しています。
この他にも、建築業者が組立住宅にバッテリーを組み込んだり、メーカーがバッテリー充電器や変換器の開発に注力するなど、バッテリー市場が活性化しているということです。
Yole Développementはプレスリリースの中で、「テスラモーターズといった一部の電気自動車メーカーは、定置型蓄電池エネルギーストレージシステム(BESS)も提供しているため、エネルギー企業と捉えられることもある。これらの企業バッテリーセルを大量購入・量産することによってバッテリー価格を抑えたいと考えている」と述べています。
しかし、車載バッテリーにはさまざまな化学的性質やセルタイプ、構造があるため、車載以外の用途を確立するのは簡単なことではなく「BESSコンポーネントなど別の用途に使用するには、安全性・性能試験を行う必要があり、車載バッテリーの分類・廃棄などの実質的な問題も発生する」と指摘しています。
 
さらに、規制への対応も必要となるため、車載バッテリーを他の分野に使用できるようになるには時間がかかる可能性もあります。しかし、Yole Développementは、「規制によって同市場の成長が阻害される可能性はない。バッテリーの需要は世界的に伸びていて、1つの地域の市場が伸び悩んだとしても、他の地域の成長によって補完される」としています。
まさにバッテリー・蓄電池市場はこれからですね!楽しみです!
鹿児島・熊本で設置をご検討されているあなた
ご相談・お問合せ・お見積はアフタープラスまで、お気軽にどうぞ!