蓄電池を知る 第229回 『蓄電池を活用した分散型電力社会(2)』
みなさんこんにちは! 鹿児島・熊本で蓄電池を設置するならアフタープラス!
アフタープラスの守川です。
さて、今回は前回に引き続き、「蓄電池を活用した分散型電力社会」についてお話いたします。
そもそもきっかけとしては、大震災以降、真夏・真冬のピーク時間帯における電力需給逼迫問題が顕在化したためです。
このため、ピークカット、ピークシフト対策及び停電時のバックアップ対策が大きな課題になっています。
ピークカット、ピークシフト対策のためには、現在は揚水発電という安価な手段に頼っているのですが、コスト面さえ解決されれば技術的にはより立地制約が少なく、建設のリードタイムがより短いという点で蓄電池(NAS電池など)に優位性があります。
たとえば、揚水発電の建設リードタイムは約15~20年であるのに対し、蓄電池は約1年で稼働可能なのです。
これに加えて、停電時バックアップ対策としては、現在は、ガスタービン、ディーゼルエンジン等といった手段に頼っているが、「燃料価格に依存しない」、「化石燃料を焚く必要がない」、「ランニングコストで赤字にならない」、「インフラ整備の制約を受けない」という点で蓄電池(リチウムイオン電池など)がやはり良いという見解なのです。
家庭用蓄電池への普及に向けては、コスト・技術面の課題解決に向けて、一刻も早くコストを下げることが重要となっています。
蓄電池は、電力需給状況下での需給両面での負荷平準化や、スマート・グリッド社会などの分散電源の促進にとって核となる重要な部分になります。
また、個々の用途を見ても、電力系統用、自動車用、防災用、家庭用を初めとして大きな市場拡大が想定されているのです。
いかがでしょうか?お家に蓄電池を付けることは、電気代を下げるのみならず、こういった日本の電力社会への貢献に繋がっているんですね。
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